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Posted by ミリタリーブログ  at 

2017年06月21日

マンガ「サバゲっぱなし」かんそうぶん

古くは「見参!銃士隊」やこち亀のサバゲ回から続くサバゲ漫画ですが、去年から新しいサバゲ漫画が連載開始していました。
そして、ついにそれが単行本となったのです。


坂崎ふれでぃ先生による、「サバゲっぱなし」1巻。
簡単に内容を説明しますと、全くの初心者なサバゲ女子が、どんどんサバゲに夢中になっていく様を描いたコメディ色強めの漫画です。
これが今までのサバゲ漫画とは一味違う内容であるため、ぜひ紹介したく記事にしました。

オタクのゴルフなどと表現されることも多いサバイバルゲームですが、意外とオタク向けメディア(漫画やラノベ、アニメやゲームに同人誌)が少ないのを不思議に思ったことがありました。
で、自分で作ってみたらどうなるだろうと妄想を開始したのでした。
絵を描くスキルは無いけれども、中二病真っ盛りのころに仲間内でやっていたTRPGをネタに、小説もどきを書いていた黒歴史があるため、その経験を生かしてSS的なものでも書けないかな、と。
キャラクターは18歳以上が基本だから大学生にするか。で、大学のサバゲサークルに何となく入ることになって、えーと流行りのハーレム物になるようにヒロイン数人用意して…。
サークルもののストーリーなら王道は廃部の危機を救う話かな。
などなど。
そして、肝心要のサバゲのシーンをどうするかで妄想が止まってしまいました。

サバゲをやっている方はご存知だと思うのですが、サバゲって意外と地味な遊びですよね。
ブッシュの中やバリケの陰でじっと様子を窺い、耳を澄ませ、見つからないようこそこそと動き、相手の虚を突き…
そしてヒット一発退場という、言うなればオワタ式。
バトル漫画によくある、満身創痍ながらも気力で立ち上がる熱いシーンとかありえないわけです。
ではどうやってサバゲを描写するか。
・VRとか未来技術利用のサバゲにする
ガンゲイルオンラインや放課後バトルフィールドのような。
でもこれだと本来のサバゲとは別のものになってしまいそう。
・ギャグとかコメディとか
こち亀やさばげぶっ!的な。
実際私もサバゲを知ったのはこち亀のモデルガン回や究極超人あーるの部室攻防戦回ですので、世間の認知を広げるには最適かも。
しかしサバゲの楽しさの描写とはちょっと違うような。
・真面目にサバゲする
これからコンバットや青春×機関銃のように。
主人公が即ヒット退場しては興ざめだしストーリーや会話劇が途切れるので、特殊ルール採用したり、弾を避けながら撃ち合ったりが多くなるかも。
そんな軽業師のような撃ち合いばかりというのも現実的とはいいがたい。
まあ飛んでくる弾を避ける人、現実に2人くらいは心当たりありますが。
それにあまり真面目にやりすぎると、以前あったサバゲのアニメのように「レジャースポーツなのに本気度高すぎて視聴者が引く」ことになったり…
こうなるともうセーフティでTHE三名様のように雑談するお話…これではサバゲの描写からどんどん離れていく。

とまあこんな感じで妄想は終わったのです。

そしてサバゲっぱなしスタート。
なんと、サバゲのゲーム中を細かく描写したりは一切しない、でも確実にサバゲ漫画で、「サバゲ楽しい」と語っている作品だったのです。
さすがプロの作家。
サバゲそのものを軽く流しても、キャラクターが表情豊かに楽しんでいるのは、現実のサバゲに一番近いのではないでしょうか。
そして実際のゲーム中を細かく描写しないことで「サバゲってよくわからないけど、なんだか登場人物みんな楽しそう」と思い、サバゲに興味を持つ人も増えるのでは。

もう一つ流石プロだと思ったのは、見開きでゲーム中を描いたページ。
簡単な線で銃や装備を描いているのに、ちゃんとAKだ、M4だ、molleにポーチ付いてる、と判別できるところ。
ここまで省略してもわかる人はわかるし、そもそもわからない人はリアルに描き分けてもわからないということなのかも。

公式ページでは第一話が試し読みできますので、興味があれば読んでみてください。
http://sundaygx.com/sakuhin/sakkaInfo/sabagepanashi.html

ちょっと一般的ではないかもしれない登場人物たちの、よくある一般的なサバゲ風景は、きっとサバゲ経験者を楽しませてくれると思います。
  

Posted by Izu[o'-'o]  at 20:11Comments(0)感想文

2016年12月12日

「この世界の片隅に」を観て来た話

映画が安い日ということもあり、ちょっと耳に入ってきていた映画を観に行くことに。

タイトルは「この世界の片隅に」というものです。
監督・脚本の片渕須直氏は、ブラックラグーンのアニメの監督・脚本だったとか、ゲームではエースコンバット4と5の脚本を担当したと知り、さらに関心が高まったりもしておりました。

あらすじを簡単に説明すると、広島から呉に嫁いだ女性の普通の日常を普通に描いた映画です。
ただ一つ我々の知る日常と違うのは、時代が太平洋戦争中ということ。

戦時中で広島、というともう脊髄反射のように別な作品やイメージが頭をよぎる方も多いことでしょうが、この映画は「ほら戦中だよ、広島だよ、つらいよ、残酷だよ、悲しいよ」という反戦作品的な訴えをほとんどしてきません。
いや、してこないというか、わざと隠して観た人に想像させる作りになっているというか。
もちろん戦時中、空襲を何度も受けた呉が舞台ですので、登場人物が亡くなることもあるのですが、それもショッキングなシーンとしてやたらと盛り上げるのではなく、当時「死」が普通に身近な事だったかのように流れていきます。
同じ時代をこういう描写で語る方法もあるのか、と感心すると同時に、描写されない部分を別作品のイメージで勝手に補完してしまい、相乗効果でぐっとくるシーンがあったり。



舞台は軍港のある呉なので、艦艇もしっかり描かれており、ミリタリー趣味者や艦これで海軍に興味を持った方にも見どころはあるかと思います。
大破着底した青葉が描かれた作品なんてそうそうありません。
また空襲の音、対空砲火の音の迫力は、映画館で味わう価値がありました。

そして観た人の、キャラクターへの感情移入する力がどのくらいあるかを示す、リトマス試験紙のような作品でした。
原作の漫画は全3巻、買って読んだ上でもう一度観に行こうと思います。
  

Posted by Izu[o'-'o]  at 08:09Comments(0)感想文