Izu[o'-'o]のチラ裏

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最近は見かけなくなりましたが、某掲示板全盛期、PCゲームカテゴリに「○○(ゲーム名)に( ´3`)ﾑﾁｭｰなスレ」というフレーズが流行っておりました。

当時大変に期待されたゲームがありまして、そのゲームのスレに「○○に( ´3`)ﾑﾁｭｰ」と書き込んだ人がおりました。
その語感とAAが何故かウケていたのですが、その後ゲームの体験版が配信され、さらに製品版も出ると状況は一変。
開発者達の語っていた新技術やそれに関わるゲームの内容が不安定だったり言うほど凄くなかったりでお通夜ムードに。
それ以来、「当初は皆が期待した凄い新作のはずだったのに、ふたを開けてみたら期待外れでガッカリゲーム」は( ´3`)ﾑﾁｭｰゲーと呼ばれることになりました。
因みにクソゲーとは違います。
普通に遊べるんだけど、開発者が自慢気に語っていたほど凄みがあるわけでもない肩すかしゲームとでも申しましょうか。

で、最近PCを新調した友人がDayzスタンドアローンをやってみたいと言っていたので、先日のsteamサマーセールで買いました。3400円。


Armaはやっていなかったものの、元になったArma2のmod版とこの単品版について知ってはいました。
ゲーム内容は東欧の架空の土地でゾンビアポカリプスが発生、そんな世界にほとんど裸同然で放り込まれたプレイヤーキャラクターを操作し、頑張って生き残ろうね、というものです。
特にストーリーやエンディングもない、MOサバイバルFPSといったところでしょうか。



車を見つけてドライブしたりもできます



いい点
・広く、現実的な風景のマップ。

・特にスコア表示も無いので勝率などに必死にならないで済む。
・キルログすら無いので、誰に殺されたのかもわからず、負けて死んでもイライラ度が少ない。
・アンロック要素やレベル、スキルアップ要素も無いので、他のプレイヤーと差がつきにくい。
・落ちているアイテムは時々ランダムに出現、死ぬと持ち物は全ロスト(自分の死体から回収できるかもしれないけどマップの広さからまず無理)なので、ローグライク系ゲームのようなアイテムの捜索、手持ちアイテムのやりくりを工夫する楽しみがある。
・そこそこ豊富な銃器類は、アタッチメント取り付けや適合するマガジン、弾薬の違いなど、こだわりのある出来。
・東欧が舞台なので、看板がキリル文字だったり装備品がゴルカやAKといった東側装備豊富だったり。

残念な点
・早期アクセスゲームなので、バグが多かったりなかなかバージョンアップされなかったりする。
・マップが広すぎるうえ、アイテムの落ちているような町と町の間は何もない田畑や森が続いているだけで、しかも町以外ではほとんどゾンビもいない退屈空間。
・移動は基本徒歩なので、何十分もWキー押してるだけの時間が続いたりする。
・ゾンビが全く驚異にならない性能なのはゾンビゲームとしてどうなのか。
・とりあえず死なない、という程度までアイテムを拾い集めるとやることがなくなる。(しかも慣れると案外簡単に集まる)
・クラフト要素や拠点開発要素が今の所薄いので、結局は強い武器を拾い集めて他人を襲うゲームと化しているサツバツ世界。
・だって自分でアイテム探すよりアイテム持ってる人から追いはぎしたほうが楽すぎるから。



山賊行為成功の図。
しかしこの直後、獲物の荷物をあさっていたら別の通りすがりに襲われて我々も死亡。


対人戦闘ゲームとして見れば、先に敵を見つけた方が圧倒的有利になる仕組みはサバイバルゲームに通じるものがあるかもしれません。
レベル等が無い上、リアル寄りのダメージ設定で撃たれるとあっさり死ぬので、人数揃えたほうが火力で有利だとか。
とは言え対人戦闘広大マップゲームなら他にも出来の良いゲームはいろいろあるわけで、このゲームにしかない遊べる要素が増えていくと良いなと思いました。
正直、今のままでは( ´3`)ﾑﾁｭｰゲーと評されてもおかしくない完成度なので…